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【まんが】北海道でうしおととらに触れる旅・神居古潭/襟裳岬

投稿日:2017年6月9日 更新日:

私はそんなに多くのマンガは読んでいないが、今までの人生の中で読んで良かったというタイトルが2・3ある。
そのうちの1つが「うしおととら」だ。

作者ご本人のツイッターより

このマンガとの出会いはすでに20年以上前になる。
今でもこういった二人のイラストを見ると心が和んで優しい気持ちになる。私にとっては妖怪マンガというよりも、人の温かさを感じられる、自分や人の強さを信じられる、そんな気持ちにさせてくれるマンガである。何度泣いたかわからない。

北海道は神居古潭/襟裳岬にて

さて私は以前に北海道を車でぐるぐる周る旅をしたことがある。目的はよく覚えていないが、とにかく北海道中をかなりあちこちあちこち回った。
北海道の良さや美味しいものはまた改めて記事にするとして、その旅の途中でみつけたうしおととらの舞台について書いていきたい。

神居古潭/カムイコタン

札幌から旭川へ向けて北上していた時、思いがけず見知った名前が目に入った。
“神居古潭”と書かれた表示を見て、ここにうしおととらのあの“カムイコタン”があるとやっと気が付いた。そういえばうしおは北海道を旅していたのだ。

一緒にいた連れはうしおととらの事など知りもしないが、見つけたからには行かないわけにはいかない。小雨が降ってはいるが神居古潭へいざ参らん。

神居古潭とは

神居古潭(かむいこたん)は北海道旭川市にある地区の名称であり、また同地区を流れる石狩川の急流を望む景勝地の名称。地名はアイヌ語のカムイコタン(神の住む場所)の音意訳である。
石狩川両岸が美しい景勝地であるとともに、稀な景観でもあることから、旭川八景の一つに選定されている。
wikiより抜粋

作中にも出てきた橋

マンガでもあったように橋がかかっている。作中の橋はぼろぼろであったが現実にはもちろん綺麗でしっかりいている。

この橋を見ると桧山の勇ちゃんを思い出さずにはいられない。妖怪になりかかったうしおを櫛で助けようと、この橋を全力で駆けていった名場面である。

ちなみに私もこの橋を走り、連れに撮影してもらった。恥ずかしさよりもやってみたいが優先された。普段冷めてる私がそんなことをするとは、流石うしおととらパワーである。


神居古潭は自然の中に古い駅の跡やSLが残されており、なんとも不思議な場所だ。
他に誰も人が居なかったので思う存分感慨にふけることができ、大満足である。

ここに白面の者の一部が・・・などと妄想するのは楽しかった。

襟裳岬

次に襟裳岬である。“襟裳岬”というと思いがけず襟裳岬に着いてしまい、地図を見たうしおが驚愕するシーンを思い出す。あのコマはユーモアが溢れててとても好きだ。

襟裳岬(えりもみさき)とは

襟裳岬(えりもみさき)とは、北海道幌泉郡えりも町えりも岬に属し、太平洋に面する岬。北緯41度55分28秒、東経143度14分57秒。北海道の形を大きく表徴する自然地形の一つである。日高山脈の最南端で、太平洋に向かって南へ突き出した岬である。海上にまで岩礁群も伸びている。
wikiより抜粋

岩礁群の上

wikiにもあるとおり、海上にまで岩礁群も伸びているのである。この上に日輪が立っていたのだなと感慨深い。

夜に着いたので一晩この灯台の駐車場で過ごし、綺麗な朝日を拝むことができた。

陽が昇りきる前に移動を開始したら鹿の群れにも出会えた。日中の襟裳周辺の様子は知らないが、夜・早朝は人の気配が少なくとても不思議な雰囲気の場所だった。

旅とマンガ

今回の北海道の旅ではたまたまうしおととらの舞台を見ることになったのだが、この記事を書くにあたって10年程前にうしおととらの影響で遠野に一人旅をしていたことを思い出した。

その遠野への旅は、「うしおととらで読んだあの遠野に行ってみたい!」という思い100%のものだった。

自転車であちこち回ってのどかな空気を堪能して、かっぱの写真を撮って、かなり楽しい旅行となった。

 

子供の頃に読んだマンガが大人になってもこうして旅を楽しませてくれることが嬉しい。
藤田和弘さんありがとう。

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