世界で一番美味しい果物。それはドリアンだ。
濃厚な風味、パリッとしながらもまったりとした食感、頭に落ちたら死んでしまうような固いトゲを持つ外観。どれを取ってもさすがの「フルーツの王様」である。
価格が東南アジアの物価と比較しても決して安くはないので頻繁には買わないが、旅の始まりと中盤と終わりはドリアンにしたいくらい好きだ。
ドリアンを食べたことがない。匂いが臭そうだから食べたくない。そんな方にもぜひ一度食べてみて欲しい天下のドリアン様をご紹介しよう。
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ドリアンとは
フルーツの王様というドリアンのキャッチフレーズは聞いたことがある方が多いだろう。
主に東南アジアで栽培されており、日本にも多く輸入されている。
wikipediaによるとドリアンの種類は30種類もあるそうだが、主な品種はモントーン種・チャネー種・ガオヤオ種。
タイでは5-9月が旬の時期とされており、その時期には市場やスーパー、路上屋台などいたるところでドリアンを買うことができる。
嫁を売ってでもドリアンを買えという言葉もあるくらいに味の虜になってしまう、魅惑のフルーツがドリアンだ。
おすすめはモントーン種
ハイシーズンになるとずらっと並べられているドリアンのほとんどはモントーン種だ。
品種改良によりドリアン独特の芳香が抑えられている品種で、ドリアンが初めての方でも比較的食べやすい。臭みは抑えられていても味は濃厚でまったりとした甘さがある。
バンコクの高級ショッピングセンターで旬の時期に数日間限定でドリアンの食べ放題イベントを行っていたが、取り扱いは全てモントーン種であった。
客の大半はタイ人であり、皆嬉しそうにむさぼり食べていた(私も)。
魅惑のドリアンのお味は
ドリアンを初めて食べた時から大好きになったわけではない。あまりはっきり覚えていないが、3度ほど食べた後気が付いたらドリアンの味が忘れられなくなっていた。
果肉は熟しすぎなければ手で持つことができ、表面はパリッとしているので手も汚れない。
そういうちょうどよいタイミングで食べるドリアンの果肉表面は歯切れの良い固さになっており、パリっとした食感がたまらない。
その表面のパリっに対して内側の果肉はまったり・ねっとりと濃厚。
そして何より香ばしい!そう、フルーツなのに香ばしい風味がするのだ。
初めて食べた時にはあまり分からなかったが、今はドリアンを食べる度にこの香ばしさの虜になる。
食べやすい、美味しいドリアンの見立て

安すぎるドリアンは要注意
屋台で長く放置されて柔らかくなりすぎたドリアンを最初に食べてしまうと、匂いと濃厚すぎるドリアンの風味に負けてドリアンが苦手になってしまうかもしれない。
初めてドリアンを食べてみる方はぜひ、以下のようなドリアンを選んで食べてみて欲しい。
ドリアンを初めて食べるなら
表面がぱりっとしているドリアンの果肉の色は淡い黄色。
この色が濃くなってくると端から熟しすぎて柔らかく、どろどろとしたものになるので購入時には果肉の端をよく見て欲しい。
また果肉の腹の部分が白すぎてもいけない。実が固すぎたり、味が薄かったりする。
なるべく商品の回転が良さそうで、店頭で殻を割って提供してくれる店で買うのも美味しいドリアンに当たるポイントだ。
せっかく元が美味しいドリアンでも暑い気温で長時間放置されたものや、お客さんがつんつん触りまくったものだと味が落ちてしまう。
バンコクならば安くは無いがオートーコー市場で売られているドリアンは実が綺麗でおすすめだ。
より美味しく食べるには
購入後にむやみに持ち歩くと実が痛んでしまうのでおすすめしないが、冷蔵庫で冷やして食べるとより美味しい。
初めての方なら特に冷やして食べるととても食べやすいと思う(ホテルによってはドリアンの持ち込みを禁止しています)。
ドリアンアイスもあるよ
いきなりドリアンの実を食べるのは気がすすまないという方には、ドリアンアイスを先ず食べてみて欲しい。
タイの食堂やスーパーなどで色々なメーカーから売られているので見つけやすいだろう。
ちゃんとドリアンの果肉を使用しており、味もしっかりドリアンなのに価格は約100円というお手頃さ。
メーカーによって味が微妙に違うので色々食べ比べるのもおすすめ。
お土産にもドリアンを
フレッシュな実は持ち帰るのが大変だろう。空港で検疫を受けるのも面倒だ。
そこで、タイではよく売られているフリーズドライのドリアンをおすすめする。ドリアン羊羹は食べたことは無いし全く食べる気が起こらない・・・
フリーズドライ独特のカリッとした食感が気持ちよく、ドリアンの甘さや香ばしさを損ねない。手軽に持ち運べるドリアンにしては十分な美味しさだ。
もちろんフリーズドライであってもドリアンの感想は人によると思うが、親戚にあげたところ「うまい!」という反応をもらった。
日本で買うなら通販で
日本国内で買おうという発想が無かったが、今はネット通販で手軽に買えるようだ。
生のドリアンは旬の時期に、冷凍ならば通年買える。
タイ産 ドリアン約1.8kg
まとめ
ドリアンを食べたことが無いという方がいたら、お節介な話だがとても勿体ない気がしてしまう。
パリッとして甘くてまったりとねっとりとしてさらに香ばしいという魅惑の美味しさを、ぜひ味わってみて欲しい。
フリーズドライドリアンはお手軽なのに味はドリアンそのままでおすすめ。