旅先で動画を撮影したら後で見返すとなかなか良い思い出になる。
スマホで撮ってもちろん良いけど、手ぶらで撮影したい時やアクティブな日はアクションカメラがおすすめ。
ソニーのアクションカメラ“HDR-AZ1”はスマホアプリとの連携で結構便利。
でも、凡ミスには要注意です。
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アクションカムの不具合と対処法・顛末
旅の思い出に写真は最適であるが、近年はスマホで高画像の動画を撮影できるのもあり動画の出番ががぜん増えてきた。
そこでより動きのある動画を撮影したいと思い数年前に購入した、ソニーのアクションカム・HDR-AZ1。
小型で持ち運びも非常に楽。操作もシンプル。
リュックに固定するアダプターと防水ケースと共に使用していた。
ところが半年ぶり使用しようと起動したところ、なんだか様子がおかしい。
液晶とRECランプがずっと点滅し続けている。
ランプが点滅。カメラの不具合?
明らかに様子がおかしいが、その時は時間が無かったので深く考えずに台湾に持っていき、現地で使用した。
相変わらず液晶は点滅し続けていたため、撮影できてるのかどうかよくわからないまま撮影。
かなり不安だったので撮れてなかった時の保険のために、スマホでも動画を撮影しておいた。
旅から戻ってカメラをPCに接続し確認したところ、やはり撮影されていない・・・
ここで初めて「壊れてるのかもしれない」と感じた。というより液晶がずっと点滅してるのに壊れたと感じなかった方がおかしい。
スマホとカメラを繋げるアプリでデータを確認
このカメラは単体ではカード内のデータを確認できない。
ひとまずSONYのホームページからスマホ用アプリ、PlayMemories Mobile(こちらからダウンロードできます)をインストール。
動作確認済み一覧に私が使っているzenfone3は載っていなかったが、やってみたら無事接続できた。
アプリを立ち上げてみると、きちんとカメラレンズを通した映像がリアルタイムにスマホに映し出されている。
しかし肝心のカメラ本体はというと変わらず点滅したままという状態。
カメラ本体を操作しなくてもスマホをリモコン代わりにできるのでこれは便利、早速テストしよう。スマホで録画ボタンを押してみる。
するとここでやっと、「メモリーカードの裏表が逆である。正しく挿入すべし」という旨のメッセージが表示された。
SDカード裏表に注意
まさか・・・そんな・・・と思いSDカードの挿入口を確認。カードを取り出して裏表を見る・・・
恐ろしい。
本当に裏表が逆に入っていた。
だから液晶の表示もRECランプもずっと点滅を続けていたのだ。「おかしいですよ」と教えてくれていた。
SDカードは逆には挿入できないものだと思い込んでいたら、こんな事があるなんて自分で自分に驚いた。
さすがにこんな大ポカをしてしまっては、動画は撮れるはずもない。
こんな失敗をする人は極めて少ないと思うが、「壊れたかな?」とあれこれ調べる前に、何か根本的なミスを犯してないか確認することをおすすめする。私自身にも強くおすすめしたい。
それにしてもこのカメラは非常に頭がいい。“カードが挿入されてない”“カードが認識されません”等ではなく、“裏表が逆”だとちゃんと認識していた。
便利!PlayMemories Mobileで出来る事
ひょんな事からインストールしたこのアプリ。PlayMemories が思っていたよりもずっと便利だったのだ。
このアプリで出来ることは以下の通り
- カメラとWi-Fi接続してリモート撮影:スマートフォンやタブレットが、カメラのリモコンになります。
- アングルチェック:撮影前のアングル確認や、録画中のビデオのモニタリングができます。
- クイックビューアー:スマートフォンの画面をタップするだけで、撮影した写真をすぐに確認できます。
- マニュアル設定:カメラに PlayMemories Camera Apps から無料アプリ「スマートリモコン」をインストールすることで、カメラの絞りやシャッタースピード、ホワイトバランスなどをスマートフォンやタブレットでリモート設定できます。
- マルチカメラコントロール:一台のスマートフォンから、複数のカメラをリモコン操作できます。
- ハイライトムービーメーカー:撮影した動画から特徴のあるシーンを検出し、見どころのみをまとめた動画(ハイライト動画)を自動で作成します。作成完了後にハイライト動画をスマートフォンにコピーできます。ハイライト動画作成の設定・開始は、スマートフォンで操作します。
- 画像転送
- Wi-Fi転送
- 対応カメラで撮影した写真やビデオを、Wi-Fiでスマートフォンにコピーできます。
- スマートフォンシンク
- 対応カメラで撮影した写真やビデオを、登録したスマートフォンやタブレットに自動で転送できます。詳細は以下のページをご覧ください。
- 位置情報記録
https://www.sony.jp/support/software/playmemories-mobile/introduction/
長々連ねてしまったが、要するにカメラ単体ではできない多くの事が可能になる。
とりわけ今までは、撮影中の画像は後で確認するまでどのように取れているのかはっきりわからないまま「あやふやな撮影」をしていたのが、スマホの画面でリアルタイムに確認できることは大いに便利。
逆に今までなぜ使っていなかったのか不思議なほどだ。
またカメラで撮った動画はPCに保存してたまに見るくらいであったが、これならすぐスマホにダウンロードして見ることができるしシェアもしやすい。
私の場合はPCよりもスマホのほうが画像や動画を見る機会が圧倒的に多いので、撮影した画像を見る機会がすごく増えた。せっかく撮ったものをタンスの肥やしにしているよりよほど良いではないか。
アクションカメラの良いところ。撮ったもの。
上にも書いたように小型なので持ち運びがしやすい所が気に入っている。
スマホを構えるよりもアクションカメラを片手にちょんと持っている方があまり目立たない(気がする)。
スマホやデジカメよりもローアングルで撮りやすいのも雰囲気が変わって良い。
これらは撮った動画から抜いた静止画。
こうして静止画にしてみると、単純に画像としては今どきのスマホで撮った方が画像が綺麗に見える。あくまでこのカメラはアクションカメラであり、体の一部に装着してアクティブに撮るためのものなのだな~と実感。
きゅっと手に収まるので荒れた路でつっ走ってても、うっかり落とす可能性はスマホよりうんと少ないだろう。
とにかく小さい・軽い・動画としては見れる解像度。ということが私にとって最大のメリット。
広角なので画面の左右が少し歪むがその点は私には特に気にならない。
真っすぐの画が撮りたい場合はスマホや普通のビデオカメラで撮影したり、その時々で使い分けている。
PC関連、ガジェットがどうとか・・・正直あまりよくわかっていない私であるが、この頃のスマホや機械小物関係の進化はすごーくありがたい。
今では当たり前のグーグルマップなどはその最たるもので、旅には絶対グーグルマップは欠かせない。もちろん昔はスマホなど無かったのだから、私のような方向音痴がよくグーグルマップ無しで一人で旅していたなぁと不思議に思う。
文明利器にありがとう。