飛行機で海外へ

クアラルンプール空港Kila2で深夜の10時間待ち。お土産を買ってシャワーを浴び、仮眠。

投稿日:2018年4月6日 更新日:

先日、マレーシアのクアラルンプール空港・Kila2でトランジットによる10時間の待ちが発生しました。

夜9時にクアラルンプール着の便だったため、町に出かける気にはなりません。とはいえホテルに宿泊する気にもならない(せっかくエアアジアで安くチケットを買っていたので、余計な出費をしたくなかった)。

私が最低限したかったこと

  • お土産を買う
  • 快適で清潔な場所でシャワーを浴びる

これだけ。

ただ10時間はあまりにも長いので、シャワーのついでにラウンジなんかで2・3時間仮眠できたらとても嬉しい。

ちょっと段取りが悪くて空港内をさまよってしまいかなり疲れましたが、上記の希望は2つとも叶いました。自分の備忘録を兼ねて、クアラルンプールで夜を過ごした流れと反省点をご紹介します。

※目次から各項へジャンプできます。

クアラルンプールは空港のWi-Fiがかなり使える

クアラルンプールの空港に着いてまずはWi-Fiに接続。

到着ゲートに向って歩いている最中からすでに強い電波でWi-Fiが繋がります。

クアラルンプールのWi-Fi

Wi-Fiの電波を繋げると、Androidの私のスマホでは自動でこのログイン画面が立ち上がりました。

CONNECT NOW」を押すと

クアラルンプール空港のWi-Fi

あっという間に接続。メルアド登録も何も要りません。

残り時間24時間と表示されているので、滞在中の10時間は余裕でWi-Fiが使えます。

イミグレーションのエリアではWi-Fiが使えなくなりますが、イミグレーション挟んだ内側・外側の広い範囲で使えました。関西空港や羽田よりもよほどエリアが広く使える印象です。しかも、電波が強い。さくさくです。

クアラルンプールのイミグレーション・手荷物検査の混雑状況

マレーシアへの入国時

制限エリア外のスーパーでお土産を買いたかったので一旦マレーシアに入国。

飛行機が到着直後は多くの人がそのまま入国審査へ流れたのか、イミグレーションはやや混んでるように見えました(でも、バンコクのイミグレの比でないです。バンコクのイミグレに比べると極少人数)。

私は少し用事があったため、到着から小一時間した後で入国審査へ向いました。時間は夜10時くらい。

すると、入国審査場はガラガラ。2・3人がぽつんと並んでいるだけです。しかも審査窓口は少なくとも4つは開いていました。

マレーシア、旅行者に優しい!お陰であっさり入国審査完了。
両手人差し指の指紋をピピっと取る程度でなにも聞かれませんでした。

再びマレーシアを出国。イミグレ&手荷物検査へ

制限エリア外でのお買い物を終えて、再び入国審査を通る時。

その時も人はがらがらで待っている人は誰も居ない状態でした。時間は夜中の12時は過ぎていたと思います。

また両手人差し指の指紋をぴぴっとして終了。時間とタイミングによってはこんなに空いているのかと感動・・・。

金正男さんの件で手荷物検査が強化されたという情報をネットで見ていたのですが、今回私が通った時はザルみたいな検査ぶりでした。うっかり飲みかけのペットボトルをカバンに入れていたのに、何も問題なくスルー。

えっ、いいのか????な状態。係員に依るのでしょうか。

【Jaya Grocer】スーパーでお土産を買う!

お目当てのスーパーは遅い時間まで開いていることは分かっていたので、お買い物の前に空港エリア内のフードコートに寄ってまずは腹ごなし。

カフェや食堂など食べる場所には困らないくらい色々ショップはありますが、あまり食べたいものが無かったので現地スタッフもお客さんに混じって食事をしているフードコートへ。

その中でもお客さんが多く並んでいたお店を選びました。

クアラルンプールで食べたもの

写真の色が悪すぎてすいません。ナシゴレン(?)にフライドチキンとカレーがついたセットです。12リンギット(約333円)。メニューに載ってる金額表示は税抜き。

お米の量が多く、カレーも香辛料が効いてて美味しい。ただしフライドチキンは油っぽくて半分くらいしか食べられませんでした。

ちなみに空港Wi-Fiはさすがにフードコートエリアまでは飛んで無い模様。

さてお腹も膨れたのでスーパーへ向かいます!

Jaya Grocerの場所

入国審査を通過すると免税店のエリアになります。

クアラルンプール空港

太いメインの通りをそのまま進むと、カフェや飲食店、お土産ものなんかのショップがたくさん。

クアラルンプール空港スーパー

そのまま空港を出る方向へ進んでいると、左手側にお店のゲートがどんと出てきます。

マレーシアに寄ったら買いたいとずっと思っていた、BOHの紅茶をさっそく買いにゆきます!

営業時間ですが、グーグルマップには0時まで開いているとありますが、口コミでは23時半までという話もあり・・・。いずれにしても、私が行った11時の時点では普通に営業していました。

お土産に買いたいものがいっぱい

普通のローカルなスーパーマーケットと同じように、生鮮品から日用品までずらっと揃っています。

思っていたほど敷地が大きなお店ではありませんでしたが、それでもお土産を探すには十分。

マレーシア空港のスーパーでお土産

乾物・香辛料

クアラルンプール空港のスーパー

レトルト食品(預け荷物になると思われます)。

クアラルンプール空港のスーパー

タンドリーマサラやビリヤニを作れるセット。チキンビリヤニは好きなので試しに購入。

クアラルンプール空港のスーパー

なんだかローカル感が強いお菓子も。

クアラルンプール空港のスーパー

チョコレート類。チョコの取り扱いが一番多かったように思います。特にドリアンチョコはやたらと積んでありました。

もちろんBerly'sのチョコレートもずらっと並んでいます。手荷物用リュックの容量があまり無かったので、悩んだものの今回は買いませんでした・・・残念。

クアラルンプール空港のスーパー

これです↑!ずっと飲みたかったBOHブランドの紅茶。

人にあげた海外のお土産の中でも、この紅茶はかなり好評だったのです。香りもよくて美味しい、マレーシア土産の代表選手のような存在なのでイメージも良い。今回はライチとタンジェリンを購入しました。

本当はカヤジャム(パンダンという葉を使ったクリームのようなもの)も欲しかったのですが、今回は預け荷物が無いので断念。あれも意外と美味しいので、買う機会がある方はぜひ食べてみてください。

支払いは現金以外にクレジットカードも使えます。

クアラルンプール空港で、なるべく安くシャワーと仮眠をしたい

空港のラウンジや安いカプセルホテル探しについて、なんとなく「まぁ飛び込みで聞いてきればいいか」みたいな気持ちでいたことにより、結局うろうろ探し回る結果になりとても疲れました。

制限エリアの中か外かということだけでも選択肢が変わってくるし、イミグレを何度も行き来するわけにもいかないので休む場所はあらかじめ予約しておいた方が無難です。

私が第一候補に挙げていたのは、保安検査エリア外のカプセルホテルでした。

CAPSULE by Containar

先ほどのスーパー・Jaya Grocerがすでに制限エリアを出た後なので、その流れでちょうど都合が良かったのがCAPSULE by Containar

  • カプセルホテルなので共同とはいえシャワー・ドライヤーあり
  • 狭いながらも横になって眠れる
  • 6時間で90リンギット(約2500円)という安さも魅力的

ところがフロントで空いてるか尋ねてみたところ「Mixの空間のみ空いている」という回答。Mixとは、女性専用・男性専用、ではなくごっちゃの空間になるということです。

なんとなく嫌だなと思ったので「女性専用が無いなら・・・」と断ってしまいました。

でも後々考えたら、値段・ロケーションの点でミックスでもここにしておけば良かったと思っています

1時間あたり400円ちょい個室・ベットありなのはやはりコスパ高いです。

>>>CAPSULE by Containarの口コミ・空室確認

注意点としては、このホテルはちょっと見つけにくい場所にあるということ。L1フロアーにあり、スーパーがあるフロアとは別になります

私は下へ降りるエスカレータがなかなか見つけられず、うろうろうろうろ探し回りました。エスカレーターが見つかりにくい場合はエレベーターを使って降りる方が早いです。

エアアジアのラウンジ・AirAsia Premium Red Lounge

エアアジア搭乗予定者限定になってしまいますが、搭乗ゲート目前というロケーションながら安価で利用できるので利便性はかなり良いです(こちらは先ほどのカプセルホテルとは違い、制限エリア内にあります)。

  • プレミアムフレックス・プレミアムフラットベッドで予約していれば最初の3時間は無料
  • 普通シートの顧客は3時間79リンギット・約2200円で利用可能(予約すれば69リンギット)
  • シャワー・ドライヤーあり
  • 軽食あり
  • ソファーだけでなく足をゆったり伸ばせるエリアもある(ホテルではない)

3時間あればシャワーをして少し横になれるなと思い、さきほどのカプセルホテルを後にして再び入国審査を潜り、制限エリア内へ戻りました。

搭乗ゲートへ続く長―い通路を歩いてエアアジアのラウンジに到着。

クアラルンプールのエアアジアのラウンジ

ところが、カウンター着いてみるとFULLの文字が・・・
プレミアム系・もしくは予約しているお客さんは入場可能なのですが、飛び込み客はお断り状態でした。

時間はすでに1時を回っています。またしても「予約しておけばよかった・・・」と思うハメに。

1時間あたり700円ちょい。個室ベットは無いとはいえ、一時の休憩としては十分です。エアアジアのwebサイトにログインして事前に予約することができるので、利用予定のある方は早く抑えた方が良さそうです。

>>>エアアジア・プレミアムレッドラウンジの詳細

イミグレを入ってしまうと選択肢がうんと減る

あてにしてたエアアジアのラウンジが満席だったことで、どうしたものか困ってしまいました。検索して出てくる手ごろな休憩所はほとんど制限エリアの外にあるのです。

「さっき出入国したばかりなのにまた入国するのはいかがなものか。無駄に出入国スタンプが増えるだけじゃないか。」そう思って更に探したところ、なんとエアアジアのラウンジのそばに使えるラウンジがありました

Sama-Sama Express(制限エリア内)

エアアジアのラウンジとエレベーターの空間を挟んで隣にある、Sama-Sama Express

ここはホテル業務もやっているため表示価格は一瞬高く見えるのですが、ラウンジ利用をすればエアアジアにちょっと毛が生えたような価格で休憩できます。

  • 最初の3時間108リンギット・約3000円
  • シャワー・ドライヤーあり
  • 軽食・ドリンクあり
  • PCあり

利用についてですが、1時半に入ったのに4時までの利用とされました。つまり3時間のはずが2時間半になっていたようです。後で気が付いたので理由は不明のまま・・・。

でも、とてもきれいな館内で、なぜかラウンジエリアの人口密度はすごく少なかったです。

Sama-Sama Express クアラルンプール

Sama-Sama Express クアラルンプール

ソファーは見た目より座ると柔らかくて、すみっこのソファで丸まって結構深く眠れました。

ソファーを2つつなげて、いびきをかいて寝てる人も。

 

Sama-Sama Express クアラルンプール

シャワールームも綺麗です。

Sama-Sama Express クアラルンプール

シャワー・ボディソープ・バスタオルあり。

お湯の温度は温かくなるのに時間がかかりましたが、気持ちよかったです。

Sama-Sama Express クアラルンプール

ドライヤーもあり。私がシャワー・洗面台を使っている間、他には誰も来ませんでした。

 

また、コンセントについて

Sama-Sama Express クアラルンプール

私は手持ちの日本式コンセントしかもっておらず、アダプタを借りれるかなーと思ってフロントで尋ねてみたところ

スタッフの方が私のコンセントをそのままぐいっと差し込んで穴の上の小さいスイッチをパチンと押して「これで使えるよ」と言ってくれました。あの小さいスイッチは何なんだろう・・・

ともあれ、変換アダプタ要らずでした。

 

軽食も食べてみたかったのですが、今回は疲れ果てて寝てしまったので水しか飲んでません。

快適で綺麗な良いラウンジだったのでKila2の制限エリア内でラウンジをお探しなら十分候補にあがります(他に無いというのもありますが)。

>>>Sama Sama Express klia2 の口コミ・詳細

その他、制限エリア外の安めラウンジ・ホテル

制限エリア外、つまりマレーシア国内側であれば空港エリア内でも選択肢が増えます。

今回は断念したものの、機会があれば利用してみたいラウンジ・ホテル。

・・・Plaza Premium Lounge - Gateway@klia2
プライオリティパスが使え、24時間受付が空いているラウンジ。口コミは良し悪しがかなり別れるラウンジではあるものの、やはり立地は良い。プライオリティパスがあれば候補に十分入るラウンジです。

・・・Tune Hotel KLIA2
エアアジア系列のホテル。空港エリアから少し出るものの、屋根の下を徒歩で移動できるのがありがたい。徒歩AM7時からPM7時までの12時間貸しで3300円など、安いプランを利用できればラウンジ価格でかなりお得に泊まることが出来る。

 

チェックアウト・搭乗ゲートへ移動

2時間半のラウンジ滞在はあっという間に終わり、もうちょっとぼーっとするためにマックへ移動。午前4時とはいえ人は多く、明るいです。全く人寂しい雰囲気じゃないのが嬉しい。

搭乗ゲートへ向うのもすでに制限エリア内にいるのでイミグレで並ぶ必要もありません。時間の計算がしやすいのが制限エリア内の大きなメリットですね。

全体的にクアラルンプール空港のKila2は印象が良いものの、朝のフライト搭乗開始前「これは・・・」と思ったのがトイレ。

搭乗まであと30分くらいになった時、他のゲートのお客さんもいて全体的に混在し始めている時間帯。女子トイレは案の定数人の列ができていました。

そして、ゲート前のトイレは個室が3つと少なくしかも水流が悪い&ペーパー切れを起こしており、場合によってはかなり最悪なことになりかねません。やはり東南アジアではティッシュは必需品だと改めて感じました。空港なのに紙切れとは・・・。水の流れが悪いのは当たり外れがあるので運ですが、なんとかしてほしいものです。

まとめ

「シャワーは要らない。その辺のイスで寝る!」という方なら、クアラルンプール空港はとても安全で過ごしやすく、快適な空港泊まりができると思います。

夜中でも早朝でもどこかしかに人がうろうろしているし、空間も明るいので女性1人でも問題無し。

ただ、シャワーがしたい・少し休める空間が欲しい。という場合、到着時間が遅くなるなら予約して押さえておくことをおすすめします。

そして、トイレは前もって行く事。紙は持参した方が万が一に備えて安全です!!

 

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