去年の今頃、私には悩みがあった。左乳首の下側に、隠れるように“できもの”ができていたのだ。
しかも“できもの”“いぼ”と聞いて想像するようなものではない。
乳輪と同じようなあの薄めの皮膚がむくむくと増えたような、まるで黒いニワトリのとさかかと思わせるようなビジュアル。触るとすぐちぎれて出血するもろさ。思い出してもぞっとする。
再生(再発?)されなくなってから、かれこれ半年~1年ほどたつ。
今ではたまに思い出して確認するくらいで、イボの跡地は何事もなかったかのように綺麗なまま。
完全に治ったと言えると思うので、その経緯や使ったアイテムをご紹介。
病院には行かず自己診断・自己処理なので他の方にむやみにおすすめできるものではないけれど、私自身このできものの処理や精神的な不安に対していろいろな方のブログにかなりお世話になった。
もしもどこかの誰かの役に立てばと思いエントリーしておく。
乳首のそばにできたできもの(いぼ?)
自分で乳首の下部を見る機会も殆どないであろう。少なくとも私には無かった。
ある日ふいにパートナーに、「何かついてる」と指摘され左乳首の下を見てみると、軽い鼻血程度の出血と、今にもちぎれそうな小さな皮膚がぶら下がっていた。
意味がわからなかったが、その日はティッシュでその小さな皮膚を取り除き、そのままにしていた。これが謎のできものとの出会いである。
気が付いたらまた出来ている
それからしばらく経ったころ。ふと小さな皮膚のことを思い出し、ちらりと見てみる。
なんと、また同じような小さな黒っぽい皮膚が形成されている!焦る。
またまたティッシュでぬぐい取ると、すぐ取れ、出血。キモチワルイ。
それによくよく見ると、きれいに取れきれておらず、黒い皮膚の小さな片がまだ乳輪に残っている。
それを取ろうと引っ張ると、痛い。
だんだん心配になってきた。
このできものの治し方を探し始める
当時は海外に居たため、なんとなく病院に行くのがためらわれた。日本に居たならさくっと皮膚科に行けるのに。
ネットで検索しても私と同じような「ぶよぶよ増殖系のできもの」が見当たらず、とりあえず同じような乳首周辺にあるイボを取り除いた方のブログを拝見。
皆さんがやっておられたのはこんな方法。
- 液体窒素
しかし私は病院は行かないつもりなので、断念。 - 紐でくくる
私のできものは柔らかくてすぐちぎれるので縛れない。断念。
どちらも私にやれそうなものではない。
調べてたり悩んだりしてる間に時間だけが過ぎ、乳首の下のものはむくむく再生していってるのにも気づいていた。
が、どうやら一定以上は大きくならなさそうなこと・無理にちぎって出血や細胞が散って他所に移るかもしれない。と感じたので、有効そうな手立てを見つけるまでは放置した。
何だかすごそうな謎の水も
ネットでEO水なるなんだかすごそうな水の情報を発見。どうやら歯科医で買えるらしいが当時はタイ在住。日本と同じように買えるだろうか・・・と現地の日本人経営の歯科に問い合わせるも無いとのご回答。他の病院でもないと思うと言われてがっかり。
とはいえ、このEO水なる水はなんだか凄そうなので、いきなりデリケートな乳首に使うには少し抵抗があった。だからまぁ、今回はいいか・・・またの機会に研究してみようと思う。
エッセンシャルオイル・ティートゥリー
現地で私にっとて選択肢はこれしか残っていなかった。ティートゥリーの精油。
抗菌作用が強いのは知っていたが、むかーしにエッセンシャルオイルに頼りすぎてイタかった自分を思いだし、ちょっとためらう。エッセンシャルオイルに、香り以上の効能を求めるのはいかがなものか・・・
「でも、もうこれしかない。もし様子がおかしかったらすぐ病院へ行こう。タイの医療は優れている。」
そう思い、ティートゥリーの精油を購入した。
ティートゥリーの効果・効能とできものへの使い方
ティーツリー油は、0.5%から1%未満の濃度に希釈した場合でも、幅広い種類の細菌や真菌に対して強い殺菌力がみられ、タンパク質に直接はたらくため耐性菌も発生しにくい。精神安定作用があるとされ、花粉症に利くともいわれる。
補完・代替医療に精油を用いたり、石鹸や洗浄剤へ配合するなど幅広く使われている。フケを防止するためのティーツリーが配合されたシャンプーもある。歯周病、消毒、傷、火傷、カンジダ、白癬など菌が原因とされる疾患の殺菌を目的として全身に広く用いられる。防臭効果もある。火傷や関節痛の痛みを軽減する。
最終的に、私のできものを消してくれたのはこのティートゥリー。
抗菌作用がよく効いてくれたのだろうか。ありがとう。
乳首のできものへの使い方
※肌が弱い方はキャリアオイルで薄めて使用してください※
使い方はとっても簡単。
- ティートゥリーオイルを綿棒にたっぷり沁み込ませ、朝晩ぬぐう。
それだけ。
もう少し細かく書くと、以下のような行程になる。
・・・・・
私のできものは「やわらかく、すぐちぎれて取れる」ようなもろさだったので、無理のない範囲で取り除いてからスタートしました。
- できものを優しく取り除いたら、出血があっても無くてもオイルをたっぷり浸した綿棒でやさしく塗布。
(できものの残骸のような小さな破片が乳輪上に少し残っていたので、綿棒をくるくる回転させながら、刺激しすぎないように手短にオイルを馴染ませる) - 血やできものの破片が綿棒に付着して気になったら、すぐに綿棒の新しい面に切り替える。
清潔な綿棒・ティートゥリーオイルを惜しみなく使うのがポイント。 - 最後の仕上げ。もう一度新しい清潔な綿棒の先にオイルをたっぷりしみ込ませ、ささっと同じ箇所に塗布。
これを朝晩欠かさず繰り返します。
できものが治るまでかかった期間
途中休むとまたむくむく増える気がして怖かったこともあり、少なくとも1か月はこの工程を毎日続けた。
どれほど続けたか正確に覚えていないが、最長でも3か月ほどだったと思う。
皮膚にイボの跡のようなものが見受けられなくなって、だんだん様子をみながら塗布の回数を減らしていった。
使用した精油と使用総量
結局使用したのは10ml~15mlほどのティートゥリーオイル1本だけ。
コストパフォーマンス最高。
私が購入した精油はタイブランドのものだが、日本でももちろん同品質がそれ以上のものが買えると思う。
昔、エッセンシャルオイルが好きで“メディカルグレード”とされる某メーカーのものを人から勧められ購入していたことがある。
ランクやら紹介やらマルチっぽい感じがして、そのうち商品そのものにも漠然と不信感が出て購入を止めた。
どんなに品質が良くても芳香以上に効果を求めるものではないと思っていたが、ここにきてエッセンシャルオイルに助けられるとは予想もしていなかった。しかも購入した精油は日本では聞いたこと無いタイブランドで、セール中につき700円ほど。
なんとお得。
粗悪品は問題外だが、むやみやたらに高いオイルは必要ないと思う。ティートゥリー最高。
品質が安定しているオーストラリア産がおすすめ。
↓相方の背中に長年居座っていたイボを取った時の観察日記もどうぞ。
関連【やや閲覧注意】自分でイボを糸で縛って取ったその様子をご紹介