よく、悩んで落ち込んでしまったり
考えすぎてしんどくなったり
悩みにずっぽりはまってしまって
つらくて苦しくて、どうしようもない気持ちになったりしていませんか?
そういう時は、本当に辛いですよね。
どうにかしたくて考えても考えても出口が無いように感じてしまって
寝る時も、朝目が覚めた時も不安が消えなくて
誰かに助けて欲しいけど誰にも言えない。どこかに逃げてしまいたくなる。
私自身、こんな気持ちになる時があります。
こういうモードにはまっている時は、とにかく精神的にしんどくて、もっと明るい気持ちになりたいと思うけど、悩みのタネが頭から離れない。
人と比べて自分が劣っているような気がして、この先どんどん自分だけが暗闇に落ちていくような気がして、もう発狂したくなってしまったり・・・。
女性はおしゃべりすることで不安を口に出してストレスを解消したり、自分の気持ちを整理したりする場合が多いと思いますが
私はあまり自分の気持ちをしゃべる方ではないので、どうしても気持ちを内側にこもらせがちです。
1人でこじらせやすいパターンですよね。
ですが、30年以上私として生きていると、さすがに自分の性格やパターンが客観的に見えてきて
この悩みに悩んで溺れるような感覚から抜け出せることが分かるようになってきました。
「悩み癖がひどい」「落ち込んだらなかなか戻れない」という私と似た不器用な方に向けて、悩みから一歩出る方法・考え方をご紹介します。
ちなみに
「自分をもっと大事にしましょう」
「心の中で自分をハグしてあげましょう」
のようなふんわり優しいものではなく、ややマッチョよりの考え方ですのでご了承くださいm(..)m
1.悩んでも仕方がないことにいつまでも悩んでいないか
先ずは、今あなたが抱えている悩みは「悩めば解決するのか?しそうなのか?悩むべきことなのか?」ということを先ず考えてみてください。
どういうことなのかというと、悩んでも仕方がないことにはまってないかという確認をするためです。
例えば
あなたがリストラされて会社をクビになったとします。
突如無職になり、社会的不安・経済的不安・プライドが傷ついた、などの理由から精神的に落ちてしまうかもしれません。
ここで一時期だけ落ち込んで、さっと次の行動に切り替えられる人はいいのですが、どっぷり考え込んでなにも動けずただずるずると苦しむタイプの人は要注意です。
そういう時は、自分が「悩んでいる」のではなく、ただ「感情におぼれているだけ」だと気づきましょう。
たくさん考えて悩んでいるつもりでも、思考回路は堂々巡りになっているはずです。
悲しいかな、ほぼ建設的な考え方はできておらず、ただただ今のツライ気持ちと未来の不安を心の中でかき混ぜているだけです。
クビになってしまった事実は変えられません。
程よく落ち込んだあとは、「じゃぁどうしたらいい?」という思考に切り替えましょう。
変えられない事実だけを見て苦しい気持ちになるのは早めに切り上げましょう。
「悩み」という漠然とした言葉ではなく
- 具体的な行動で解決できること
と
- 精神的な癒しが必要なこと
を明確に分けましょう。
2.悩みが絶対の悩みではないと知る
先ほどの話とも通じるのですが
今あなたが悩んでるネタで、悩まない人も居る。ということを思い出してください。
悩んで苦しい時は、あたかもそれが絶対的な普遍的な悩みごとのように感じてしまいますが、実際には悩まない人も居るわけです。
また、あなた単体であっても、同じネタで悩んだり・悩まなかったりする時があるはずです。
私自身すごく思い当たるのですが、Aというネタで悩んで悩んでしんどい時もあれば、ふいっと抜けたようにAというネタが悩みではなくなったりもします。
状況は全く変わっていなくても、悩みが悩みじゃなくなることは普通にあります。
ということは、別の角度から見れば、今手元にある悩みがそうではなくなる可能性は十分にある。という事です。
そこに気が付いてしまうと、悩みをいつまでも抱き締めている理由が無くなります。
3.他人との比較は意味がない
わざわざ自分には無い何かを他人と比較して、落ち込みを深くしていませんか?
人と自分を比較してしまうことは非常によくありがちな話であり、私もすぐにそういう思考に戻ってしまいます。
人と自分を比較して、足りていない自分を奮起させる・次の目標を持たせる方向に考えられる人はいいのですが、この記事を読んでくれているような落ち込み癖のある人には、他人との比較は意味がないどころか害悪です。
というのも、こういう思考を常にしていると本当にキリがなく、いつまでもいつまでも自分を責める材料を見つけては落ち込んでしまうからです。
子供が居ない自分。
社交的でない自分。
頭の回転が速くない自分。
髪がまっすぐじゃない自分。
誰かを見ては、「ない自分」を見つけ出し、落ち込んでませんか。
これは、全く意味がないことです。
4.誰だって悩みはある
悩みにはまっている時は「自分だけがこんなにツライ」という気持ちに押し流されてしまいます。
しかし、ちょっと周りを見渡してみると、誰にだって悩みはあるのだということに気が付くはずです。
あなたが羨んでるあの人も、あの人なりの悩みやツライことを抱えています。
人というのは不思議なもので、他の人も同じように悩んでいるのだ。と知ると不安が和らいだりします。
身近な人の悩みを聞く機会がなければ、知恵袋などでお悩みを調べてみると色々出てきますよ。
知恵袋で相談を寄せている方のお悩みにあなたなりに答えてみると、それが意外と自分へのヒントだったりもします。
人の話として客観的に見ると、案外冷静に考えられる事に気が付くはずです。
5.問題をすり替えてないか(何かから逃げるために悩んでないか)
さてこれは嫌な話なのですが、
恐ろしいことに
人には
「何か具体的な行動をするくらいなら悩んでいる方がまし」
という深層心理によって、何もせずぐだぐだ悩んでしまうというパターンがあるのです。
先ほどのリストラの例えでいうと
リストラされた事実は変えられない。無職のままでは自分にとって都合が悪い。
⇒なら、職探しをすればいいですよね。
でも、しない。ずっと悩んでばかりで動かない。
こういう時、リストラにあった事実が問題なのではなく
内心「就職活動したくない自分」が一番の問題なのですが、それでは都合が悪いのです。
私は正当な理由で悩んでいる。と思いたいのです。
なので、「就職活動したくない自分」には蓋をして、リストラされたことを抱きしめて悩み続けるのです。
この心理的状況として、うっすら解決策が自分でわかっているのが特徴です。
しかし、「でも・・・だって・・・」が打ち消してきます。
「でもでもだって」が脳内に駆け巡っている時は、臭いものに蓋をしている自分に気づいてください。
6.どうせまた悩む
これは私自身、呆れるほど痛感してきたことです。
今悩んで苦しくて、一歩踏み出せない、踏み出すのが怖い、どうすればいいかわからない。
でも
もし悩みが解決したなら、次の行動に出られるだろう。もっと明るく生きられるだろう。
こんな風に考えて、身動きできずにぐるぐる悩んでいるとしたら・・・
それは、単なる希望的観測です。
今の悩みが解決しても、どうせまた悩むのです。
手元の悩みが無くなれば、また別の理由が出てきて、悩みますよ。
だから、悩みがあるから、これのせいで、私何もできないんです。動けないんです。
は通用しません。
というか、その考え方だと永遠に動き出せません。
悩みあるままでも、何かできることがある。
悩みがある=停滞 ではないのです。
関連記事>>> 悩み続ける人がハマりやすい穴と、現実を変えるために絶対必要なこと。
7.運動すべし
悩んでいると、体は重く、頭も鈍く、どんよりと自分の心の中に立ちすくんでしまいますよね。
そんな時は、心と体がセットになってあなたが出来ていることを思い出してください。
心ばかりに注目していませんか?
心を心の中だけでどうにか変えようとしていませんか?
実際、心の病であるうつ病の改善にも、運動は効果的であるという研究結果が出ています。
外で太陽の光を浴び、週に2・3回ほどの運動を継続することで、心の健康が増進するというものです。
「私はうつじゃない」と思うかもしれませんが、ぐるぐる出口がなく悩んでいるときは「プチ鬱」な状態といってもおかしくないですよね。
少なくとも私がドーンと落ちる時は、病院へ行けば名前が出るような状態だと思います。
頭だけがぐるぐる動きすぎているならば、それはアンバランスな状態です。
ぜひ運動をしてください。
それも、あなたのペースよりも早く・しんどいものを。
自分のペースを死守しようとしすぎる人ほど、自分の殻にこもりがちです。
思いっきり自分のペースを乱して、息切れして、膝が笑うくらい運動してみましょう。
※心臓・呼吸器に疾患がある方はもちろん控えめにしてください。
運動は何でもいいですが、「自分のペースを崩す」という目的から、ヨガなどの静的な動きのものはなるべく避けてください。
ヨガは心身に良いとされています。実際そうだと思います。
が、
悩み癖があって日々自分の頭で何かをこねくり回してあぁでもないこうでもないと考え続けているあなたには
荒療治が必要です。
ヨガで自分の心を見つめなおしている場合ではありません。
8.暇だから悩む
あなたがいつまでもぐるぐる悩んでいるのは、暇だからです。
時間があってすることがないから、いつまでも悩んでいるんですよ。
こう言われたら、どう感じますか?
私はこの言葉と本で出会ったのですが、読んだ時、びっくりしました。
「私は、暇だから悩んでいるのか!!!?」
軽くショックでした。
でも、「そんなことはない!」と否定もできなかったのです。
とても悩んでいた時期でしたが、そんな時でも、内心どきっとしました。
それ以降、この「暇だから悩む。」というフレーズはずっと頭の中に残っています。
ひとつのブレイクスルーでもありました。
この言葉がきっかけで
悩みがある=悩んで落ち込んで停滞する事
ではないのだと気づいた事が大きいです。
まとめ:悩んでも仕方ない事は、結構ある
すぐに悩んでしまう。
身動きが取れないような気持になってしまう・・・
そんな私が自分自身思い返している、8個のことをご紹介しました。
悩みのネタは相変わらずあっても、「あぁ、悩むの、もう飽きたー!」って笑って動き出せたらいいなぁと思うのです。
お互い、がんばりましょう!