顔を触るとザラザラ。鏡で見ても角栓が浮いて汚い・・・
メイクをした直後の肌でも角栓のぼこぼこが気になってすごく嫌でした。
気になりすぎて肌を触ってしまうので、
触る→ざらざらを爪で掻き取る
という悪循環から抜け出せず、片手が空いてたら頬や鼻をがりがり・・・。
肌のざらざらが長らく悩みのタネでしたが、今は「肌が汚すぎて気になって触ってしまう」という状態からなんとか脱することができたようです。
やったことは、基本的な落とす・与えるのケアに戻しただけです。
私の顔がザラザラしすぎていた原因は「中途半端な肌断食」
過剰なケアはやめて、自分の肌力を育てよう。そんな時に出会った「肌断食」という言葉。
有名どころは宇津木式・非接触あたりでしょうか。
当時の私はすぐさま惹かれたものの、実生活の中で忠実に実行できませんでした。なので、この手法を批判する気も効果について述べる気もまったくありません。
あくまで中途半端に実行した結果、ということをご了承ください。
肌断食・宇津木式とは?
ナチュラル志向の方であれば一度は耳にしたことがあるであろう自然志向のスキンケア。
流派?によって違いはありますが、とにかく肌に負担をかけることはしない・過剰な保護もしないというのが特徴です。
例えば宇津木式であればメイクは石鹸洗顔で落とせる程度にする、クレンジングも化粧水もしない、肌をすらない、保湿はワセリンのみ。
肌の角質を無理にはがさずに肌に残し、時間はかかるが元のバランスに整えてゆくというケア方法です。
徹底して行われている方のブログを拝見すると、一時期は角栓過剰ですごい時期を迎えながらも、徐々に落ち着き最後は肌が何もつけなくてもしっとり・毛穴も小さく落ち着くという過程をたどっているようで、羨ましく思いました。
アレンジしすぎで何もかも中途半端に
これは良さそうと初めてみたのはいいものの、まもなく角質が溜まりすぎて肌がすごい事に。出かけるのすらためらわれます。
日常生活に支障をきたすと感じたので、メイクは必要最低限やって、肌のザラザラが気になるのでクレンジングも使う(全然宇津木式じゃない・・・)、そして、洗顔後は何も塗らない。
というもはや半日肌断食、のような状態(;´Д`)
王道に勝手なアレンジを加えているうちに、何がなんだかよくわからなくなっていました。
今思えばかなり失敗だった勝手なアレンジはこんな感じです。
- クレンジングはすれども、ダブル洗顔はしない
- 石鹸を使ったとしてもきちんと泡立てない
- オイルクレンジングで乾燥した肌に何もつけないまま放置
- 日焼け止めを使ってもキレイに落とさない
毛穴の汚れを落とすならオイルクレンジング!とばかりにオイルでのクレンジング一択でしたが、本来であればダブル洗が顔必須なのに「肌が乾燥しそう」と思ってほとんど洗顔はしませんでした。
汚れは過剰に落とす必要は無いとのことだったので、たまにクリームタイプの日焼け止めを使っても、ろくに泡立てず顔をなでるような洗顔・・・
そして、比較的肌への刺激が強いオイルクレンジングを使っているのに「角質培養中だから」と保湿はスルー。辛うじて、目元だけワセリンを塗っていました。
顔がざらっざら・ごわっごわ。爪で角栓を掻きとる悪癖まで。
そんなケアを何年続けたのでしょうか。
顔の手触りは最悪のザラザラ状態です。鼻はもちろん頬・あごもざらざら。
粉物を顔に乗せた日には角質が目立ってしまい、肌の汚さにうんざりしました。
と自分を慰める反面、鼻の角栓を爪でギューギュー押し出し、果ては頬・あごのザラザラを無意識に爪でがりがりひっかく悪癖までつきました(;´Д`)
角質培養どころか、肌に一番してはいけないことのオンパレード・・・。
このまま耐えれば未来は明るいという謎のポジティブ思考によって、この時期を長く続けてしまったのは本当に大失態です。
あまりに汚い肌に嫌気がさしてスキンケア方法を変えた
10代・20代前半まで肌がキレイと言われ続けたのに、なぜ今さらこんな汚肌に・・・もう汚すぎて耐えられない。
誰か、肌がキレイになる方法を教えてください!!!
とすがるように模索した結果、出会ったのが吉木伸子先生の本と、ミネラルファンデーションです。
この2つのお陰で「落とす・与えるの基本をしっかりしよう」と思えるようになり、中途半端に省くケアから必要なものは使っていくケアに変えられたことが大きいです。
具体的にどういうケアに変えたのか?というと、こんな感じです。
- 紫外線カットのためにもファンデーションは使う
- ベースメイクは石鹸で落とせるものを使う
- 純石鹸をしっかり泡立てて洗顔する
- ピーリングも必要であれば使う
- 化粧水・保湿は必要に応じてしっかり使う
この中でもとくに、
- 必要なものは使う
- 使ったらしっかり落とす
という点が今まで足りていませんでした。本人としては、「肌を自然な状態にしている!」という気持ちだったのですが・・・
吉木先生はミネラルファンデの提唱者ではありません。同時期に知って、たまたま使ったら私の肌に合っていたので取り入れています。
吉木先生の本は素肌美人になれる 正しいスキンケア事典が情報いっぱいで繰り返し読んでいます。
肌のケア方法を変えて、どんなふうに変わったか
現在は、シミや毛穴など悩みはありますが、手触りはとてもしっとりして柔らかい肌になっています。
あのごわっごわ、ざらっざら状態からはかなり改善されました。
シャワーのみの生活が多いので入浴で自然に角質を落とすことができず、日によってざらつきが気になる日もあります。
でも、ひどくなる前に少しケアをするだけで悪化が防げます。
まだ毛穴や鼻の角栓など気になる点はあるものの、たったの4カ月ほどでひどいざらざら肌から解放されたのが一番嬉しいです。
肌の改善に役だったことは?
肌ケアを変えた中で、これが改善に効果的だったなと感じているものをご紹介します。
クレンジングをやめた
肌のざらざらを治すには、とにかくクレンジングでしっかりオフするしかないと思っていました。
でも、オイルクレンジングって角栓も取ってくれる分必要な皮脂も奪われますし、とにかくお風呂上りの肌は乾燥していました。
今はアルガンオイルなどを一時的に使うことはありますが、市販のクレンジングオイルは使用していません。
石鹸で落とせるものだけを使うことにした
クレンジングをしないので、石鹸で落とせるアイテムを使う必要がありますよね。
石鹸で落とせるものってなにかというと、ミネラルコスメです。
以前からミネラルコスメのパウダーサンスクリーンは使用していましたが、ベースにはクリーム状の敏感肌用日焼け止めをしっかり塗りこんでいました。
クリームタイプの日焼け止めは石鹸では落ちないものだったので、それも使用を中止。
今はポイントメイク以外は日焼け止め・ファンデーション共にミネラルコスメを使っています。
ここ何年かファンデーションをほぼ使わずにいましたが、今は安心してファンデーションを使っています。やっぱり、肌が整ってキレイに見えると嬉しいですよね。
初めてでも簡単に使えるスターターキットの感想はこちら
純石鹸をしっかり泡立てて洗顔するようにした
洗顔で大事なのは、弱酸性やAHA、アミノ酸系などの「肌に優しい石鹸・洗顔フォーム」は使わないということです。
しっかり落としてくれる純石鹸で、きれいさっぱり洗う。
これはすごく気持ちがいいですよ。白雪の詩、大きいのに安いし言う事ありません。
実は、何年も前に一度この白雪の詩を使用したことがあるんです。が、その時はあまりにも乾燥してすぐ使うのを止めてしまいました。
今は全く問題ないので、同じ人でも肌状態で使用感がこんなに変わるのかとびっくりです。
保湿目的のアイテムを使ってしっかり保湿する
今までは、化粧水を使う時には適当にマイルドそうなものを使っていました。
「香料などの余計なものが入っていない、さっぱりしたやつ」のような選び方ですね。
でも、化粧水自体は保湿力がなく一時的な効果でしかないということが分かったので、保湿効果のあるセラミドを使うようになりました。
夏場は少しぺたっと感じるかもしれませんが、ポイント使いなので問題無し。こんなにしっとりするなら、もっと早く使ってみれば良かったです。
頑固な角栓には、ピーリングを
ここまでに書いたケアで肌は大きく改善しましたが、鼻の角栓ってすごく頑固ですよね。
外用クリームでとぅるとぅるにすることもできるのですが
- クリームを塗ってる期間しかつるつるにならない
- クリームの効果が強いので、ずっと塗り続けることができない
という欠点がありました。
なので、やはり日常的にできるケアを考えないといけない・・・ということからピーリングを取り入れることにしました。
私が使っているのは音波のピーリングです。劇的につるっつる!とはいきませんが、肌がどうにも気になってがりがり掻かずにはいられない・・・という状態から抜け出すことができます。
この記事で書いている肌ケアと音波ピーリングを使うようになってから、まだ一度も鼻の角栓をねじりだしていません!
あんなに鼻が真っ赤になって後日皮むけするくらい強く毛穴を絞っていたのに、です。
鼻の毛穴はまだ気になります。ですが、強硬手段(絞り出し)に出るほどでもないので、地道なケアと保湿・定期的なピーリングで少しづつ改善していくつもりです。
今までケアしすぎていた方は、逆にケアアイテムを減らしてみては
ここまで、あまりにも雑に手を抜きすぎていた私のパターンについて書きました。
でも、多分「ケアのしすぎ」で肌が荒れてる人も多いと思うんです。
私自身、20歳前後はあれもこれも気になるものは全部使う勢いで、今思えば完全に肌を無視したやりすぎケアだったなぁと思います。
なので、肌にあれもこれも塗って、根こそぎクレンジングして、さらにあれもこれも与えているのに肌の調子が悪い!という方は、一度ケアを減らしてみてはいかがでしょう。
急にすべてを変えると良くないので、
- 休日はファンデーションをミネラルファンデに変えてみる
- お風呂上りに急いであれもこれも塗らない。しばらく時間を置いて、乾燥するところに使ってみる
- なんとなく使っているアイテムは思い切って使うのをやめる
こんな風に少しづつ減らしてみてはいかがでしょうか。
まとめ:化粧品を怖がらず、必要なものはしっかり使う
良かれと思って一度止めた化粧品を再び使うようになるのは少し怖いものがありましたが、
- 紫外線
- エアコン
- 睡眠不足
- 食生活
- ホルモンバランス
- ストレス
などなど、様々な影響でお肌はすぐにバランスを崩してしまいます。
ほったらかしで美肌なら一番良いですが、なかなかそう上手くいかないですよね。
今のケアで肌の調子がすごくいいのであればもちろん変える必要はありませんが、肌状態が良くないという方は、ぜひ一度今のケア方法を見直してみてください。
当たり前に使っているアイテムや手順のどこかに穴が見つかるかも?ですよ。
焦らず、時間をかけて理想の肌に近づけてゆきましょう!
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