乾燥肌だからリキッドファンデを使っているけど、それでも乾燥する・・・
リキッドファンデの上にフェイスパウダーを乗せただけで、肌が乾燥してかゆくなる
肌が乾燥していると、肌のアラやシワが目立つから笑うと顔がしわくちゃになったり、こんなに保湿成分のあるリキッドを使っているのにどうして肌が乾燥するの!?
って嫌になりますよね。
私も、メイクを始めてからずっとリキッド・クリームファンデ派でした。一時期ファンデーション・基礎化粧を完全にやめて、いわゆる肌断食もしてみたこともありますが、肌の調子がよくなくて挫折。
結局自分に合うスキンケアが分からないまま色々試していたところ、「パウダーファンデーションは乾く肌の強い味方」という話を読んでとてもびっくりし、恐る恐るベースメイクアイテムをパウダーに変更しました。
結果、以前に感じていたような
- メイクをして数時間経ったあとの強い乾燥
- ファンデがキメに入りこんで見た目が悪くなる
といったことから解放され、想像していたよりもずっと快適な肌環境を保っています。
肌の状態は年齢や環境と共に変化しますし、私自身まだまだ「大満足!」というわけではありません。
ですが、パウダー=乾燥!と頭から拒絶してしまって今までもったいなかったなーとも感じているので、同じお悩みを抱えた方の参考になりましたら嬉しいです。
肌が乾燥するから、リキッドやクリームファンデが欠かせないと思っていた20代
今思えば十分肌にハリと水分があったはずなのに、ちょうどいい塩梅をつかめず20代はがっつりメイクをしていました。
化粧水・美容液・乳液・アイクリームからの
リキッド系下地・リキッドorクリームファンデ・フェイスパウダー仕上げ
そして外出先ではパウダーファンデをぬりぬり・・・
完全にやりすぎですが、当時は雑誌で見たそのまんまの流れでメイクアイテムを取り入れていました。エビちゃんやマキちゃんが可愛いくて、CanCamを好んで読んでいた記憶があります。
途中からリキッドでは乾燥する気がして、こっくりしたテクスチャのクリームファンデでのみに替えました。
安いものならmediaとか、百貨店ブランドならカバーマークをリピ。とにかく仕上がりがしっとりしていて欲しかったのです。
でも、クリームファンデは仕上がりは良くても時間が経つと肌が乾燥する感じがしたり、クレンジング必須なのでメイクオフしたあとは急いで化粧水を付けないと肌がつっぱります。でもキレイに見えるから手放せない。そんな状態でした。
中途半端な肌断食で肌がかえって荒れたアラサー時代
がしがしメイクしていた時代を終え、インナーケアに熱心だったのが20代後半~33歳までの頃。
当時の仕事でのストレスで、肌に大量のニキビができたことは、肌断食をする大きなきっかけになりました。
朝から夜遅くまで立ち仕事で、休みも週一。しかも休みであっても講習やらなんやらで実質お休みがないような生活。
忙しくても無心で動けていた時は大丈夫だったのですが、「この仕事好きじゃないのに、何でやってるんだろう・・・」という疑問が生まれてから、一気にメンタルと肌が大荒れに。
その後仕事を退職し、体と心を立て直すため模索していたところ、肌断食を見つけました。
新しい職場は私1人だけの出勤日があるような小さな会社で、朝から晩まで無言で過ごすことも多かったので、最低限のポイントメイクでも大丈夫。
ただ、スキンケアもメイクもしない肌断食、1~2年やっていたと思いますが、どうにも肌がずっと不安定でした。肌の汚さがきになって爪でひっかいてしまったり、ざらざらが気になって何度も顔を触ってしまったり・・・
たまにメイクをしても肌のざらざらが浮き出るばかりで、メイクの楽しさや嬉しさを完全に忘れていた時期でした。
今ではすっかり持ち直しています。
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「パウダーファンデーションは乾く肌の強い味方」という驚き
「肌断食、私には合わない・・・!」
と悟り、じゃあどうしたらいいのかと模索していたところ、吉木伸子先生の「素肌美人になれる 正しいスキンケア事典 (基本の美容シリーズ)」という本と出会いました。
そこに書かれていた、「パウダーファンデーションは乾く肌の強い味方」という言葉に驚きました。だって、ずーっとパウダーは乾燥する!って思ってましたもん。
当時「ミネラルファンデを使ってみたいけど乾燥したらどうしよう」と悩んでいたのですが、この言葉に押されてミネラルファンデをいくつか利用してみた結果、すっかりパウダーの使用感が好きになりました。とっても快適です。
どうしてパウダーが乾燥肌にいいのか
あんなサラサラのパウダーを使って、どうして乾燥が悪化しないのか?
について、詳しくは本を読んでいただくとよく分かりますが、ここでは私自身が実感していることを踏まえて解説します。
肌に密着しないから負担が軽い
肌のアラを隠して密着、均一に仕上げてくれるクリームやリキッドファンデは、塗った時は確かにキレイなのですが、時間が経つと肌のキメやシワにたまり、かえって汚く見えてしまうことがありますよね。
リキッドファンデは形状から界面活性剤や保存料を含んでいるものが多く、それらが肌にずっと乗っていると肌への負担も大きくなります。
ぴたーーっと埋まる分、肌も「皮膜感」をすごく感じますし、お疲れ肌になることも。
ですが、リキッドに比べてパウダーは肌にふんわり乗るので、肌への密着感が違います。とっても肌が軽いです。
外部の刺激から肌を守ってくれるのに肌あたりは柔らかく、肌の負担が最小で済みます。
クレンジング不要・もしくは軽く落とせる
ミネラルファンデならそもそも石鹸で落ちるのでクレンジングは不要ですが、一般的なリキッドやパウダーを前提とすると
リキッドは密着度が高い分、しっかりクレンジングする必要があります。
ウォータープルーフやロングステイ処方が付いた高機能なファンデほど、さらに念入りなクレンジングをしないと肌に残って余計に肌に負担となってしまいますよね。
皮脂まで奪ってしまうので、極力避けたいクレンジング。
パウダーファンデなら、肌に膜のように密着しているリキッドとは違い、するんと落とせます。
クレンジングをやめた感想はこちら>>>クレンジングをやめたら肌がきれいになるのは本当か。2カ月経って感じること。
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つまり、シンプルなパウダーが肌にとって楽だから、肌に良い
このように、パウダーがすごく高機能だから肌を乾燥させない!のではなく
シンプルに肌に負担をかけない仕組みになっているからこそ、間接的に乾燥肌に役立ってくれているのです。
前提:スキンケアは必要なものをしっかり使う
「パウダーが良いって聞いたから使ってみたけど、結局乾燥するし、使えない・・・」となってしまう前に、パウダー・リキッドに限らずお肌のケアに必要な前提をお話させてください。
スキンケアを見直して、目的に沿って使う
「スキンケアって、化粧水と乳液やオイルを使えば、とりあえずいいんじゃない??」
と思っていたのは以前の私です・・・。とりあえず、化粧水はマストでしょ!と何も考えず使っていました。
でも、化粧水ってほとんど水でできていて、それ自体に保水力があるわけではないので一時的な満足感しか得られないのです。
ほんとの意味で肌を潤したい、保湿したい!と思ったら、セラミドを使ってみてください。水分をぎゅっと抱えて肌に滞在してくれるので、化粧水よりも肌がしっとりします。
それ以外でも、ヒアルロン酸やレチンなど、なんとなくベーシックなものを使うのではなく、目的に合ったものを使うという考えが必要なようです。
お肌って難しいですね。
自分の肌の状態を観察しながら試す
乾燥して皮むけしているところがあると、やっぱりパウダーを塗るのは抵抗がありますよね。
なので、一気にファンデをパウダーに変えてしまおうとせずに、
- 休みの日だけ
- Tゾーンだけ
のように、ちょっとずつ取り入れた方がストレスなく移行できます。
一気にアイテムを変えてしまうより、肌と相談しながらゆっくり進めてみてくださいね。
パウダーファンデ・フェイスパウダーで乾燥する?私の経過
私が自身が実感しているところでは、パウダー・ミネラルファンデに変えた今の方が、日ごろの肌の乾燥度合いがうんとマシになったということです。
1つ注意点を挙げておくと、パウダー類はお粉なので、塗った直後は少し乾燥する気がします。それは性質上、リキッドにはかなわないと思います。
ですが、
- 塗った直後の肌がとても軽い
- 時間が経って自分の皮脂が出る頃にはつるっとした肌になっている
- 鼻の毛穴にリキッドが詰まっていたころに比べると、パウダーは明らかにマシ
- 夕方・メイクオフまえの肌のがさがさ感・乾燥感が無い
こういった点は、パウダーに変えてとても実感できるようになりました。
一時期シンプルなファンデ代わりに、「クリームタイプの日焼け止め」の上に「パウダータイプの日焼け止め」を重ねていましたが、パウダーのみにした方があきらかに肌は軽く、時間が経てば乾燥も気にならないし、汚れも溜まりにくくなりました。
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オールマイティーに使える、肌に優しいフェイスパウダー
一口にパウダーといっても色々な商品がありますよね。
ナチュラルコスメで地味に人気なベビーパウダーは使うとより乾燥するようなので、やっぱり保湿性のあるパウダーを使うのが一番です。
季節や体の状態でも違ってくるとは思いますが、ミネラルファンデユーザー目線でおすすめのパウダーをご紹介します。
トゥヴェールミネラルサンスクリーン
下地にも、仕上げパウダーにも使える、トゥヴェールのサンスクリーンパウダーです。
石鹸で落とせる優しさなのにSPF50・PA++++という強力紫外線カット。最近はもっぱらミネラルファンデの下地として使っています。
トゥヴェール シルクパウダー
国産のシルクパウダー100%。30gという大容量なのに価格は2,076円という高コスパ商品です。
※2018年6月現在の公式サイトでの価格です。
シルクは余分な皮脂を吸いながらも成分が肌に潤いを与えてくれるので、普通の化粧品パウダーよりも肌に優しく使い勝手に優れています。
こちらは紫外線防止効果は弱いので、外が多い日はミネラルサンスクリーンを、室内が多い日はこちらを、という使い分けもできます。
特定のスキンケアにこだわらず、色々模索するといいことあるかも
「高保湿を徹底しなきゃ、しわしわになっちゃう!」
「肌は断食しなきゃ!」
と両極端を走っていたら、ほんとは何が自分の肌にいいのか分からなくなってしまいますよね。
ある程度一定のスキンケア法を試してみて、それでもいい感じがしなければさっと切り替えて他を探すのも手です。
私はたまたま敬遠していたパウダーに手を出してみたところ、思いがけない良好さにハマってしまいました。が、もし極寒の地へ移住したら・・・同じスキンケアを続けるとは限りません。
何が肌に合うかはやってみないと分からないので、もし今のお肌に満足できていないのであれば、ぜひ「まさか」と遠ざけていた方法もチャレンジしてみてくださいね。
クレンジングをやめたら肌がきれいになるのは本当か。2カ月経って感じること。
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