祖母が貯めていたと思われる古い硬貨が出てきました。
見てみると1銭硬貨や穴の開いてない50円硬貨、
額面が1000円、5000円のものなど見たことが無いものばかり。
上の画像↑のように、上段中央の硬貨は額面が5000円。
「議会開設100年記念」と刻印があることから、継続して作られたものではない記念硬貨であることが判明。
銀硬貨を重曹でキレイにしよう
今回はちょっと訳あってこの5000円硬貨を綺麗にするべく挑戦してみました。
結果を言うと、「完璧」とはいかないまでも結構満足の出来栄えでした。
5000円硬貨は“銀”なので
調べてみるとこの5000円硬貨は銀でできているようです。確かに大きさはそんなに無いのにずしっと重め。
現在一般的に使用されている硬貨は
5円玉が黄銅
10円玉が銅
50円・100円玉が白銅
500円玉がニッケル黄銅
(1円玉以外はほぼ銅!!)
ということらしいので、
5000円硬貨は銀素材であることからして原価も高価なようです。
なのでこの5000円硬貨に関しては、他の硬貨と同じ汚れの取り方ではなく銀・シルバー製品の汚れ落としをやってみた方が良さそうです。
銀の汚れを落とす“重曹・タンサン”の働き
銀を綺麗にする方法は、歯磨き粉で磨く・塩・クロスで磨くなど何種類かありましたが、
私が選んだのは重曹。
クロスは持ってないし歯磨き粉もなんとなく嫌。
そしてたまたま目の前に重曹。重曹って結構掃除に役立つので好きなんです。
重曹を使用して汚れが落ちるその仕組みは科学的な理由でした。
・銀が汚れるのは錆(サビ)ではなく、空気中の硫黄に反応して硫化した結果のもの。
・それを重曹とアルミホイルにより還元して綺麗になる
(詳しい化学式はわかりません・・・)
汚れが剥がれ落ちるとか溶けるようなのを想像していましたが、「還元する」なんてなんかかっこいいですね^^
重曹で銀の汚れ落とし開始。
・材料・
- 容器(金属類でない器。陶器や耐熱ガラス・耐熱プラスチック等)
- アルミホイル
- 重曹ティースプーン1杯
- 熱湯
きれいにする方法はかなり簡単です。
まずは容器にアルミホイルを敷き込むように入れ、硬貨を置く。
重曹ティースプーン1杯とお湯を適量(硬貨が十分お湯につかる量)。
重曹とお湯を入れたとたん、ぶくぶく発砲が!
これは期待が持てます。
このままお湯が常温になるまで放置。10分もかからなかったです。
画像右下側にある1つだけキラっとしてるのが、洗浄した硬貨です。
縁や文字の隙間などはまだ汚れが残ってますが、全体的にかなりキレイ。本来のシルバーの輝きが戻った感じですね。
ちなみにお湯の中で放置してる間、見た感じそれほど綺麗になってるかが分からなかったので、お湯が冷めた頃に指でこすってみたり重曹水の中で振ってみたりしてみました。
ほんとはそんなことしなくても、この程度なら綺麗になるのかもしれません。ただ、1つの汚れも残さぬくらい綺麗になって欲しかったのが正直な所・・・・・・
やっぱり、もうちょっとだけ綺麗にして欲しい!
やりなおし
てなわけで再度ぶくぶく。
一応アルミは新しいものに変えて、重曹の濃度もさっきより濃いめにしてみました。(適当です。量ってません。)
さて、結果は・・・
画像じゃ分かりにくいですが、1回目よりも更に綺麗になっています!
細かな文字の間の汚れもさっきより取れて、ツヤツヤ感もアップ。全体的に明らかにキレイ。
洗浄前と比べてみますと↓↓
目に見えて汚れが無くなってます!
くすみが無くなってツヤがアップしているのでかなり満足。根こそぎ汚れは落ちた訳じゃないけれど、かなり嬉しいです。
まとめ
平成2年の硬貨なので今から27年前と経年があるものですし、
きっと硫化意外にも色々な汚れが付着してるんじゃないかなと思います。
保管状態も特に良かったわけではないので、ここまで綺麗になっただけ良し!
重曹ほんと便利なので好きです。